【2】
―――目を開けると、薄暗い光でやっと回りが見えるような感じの場所に居た。
「……う…」
「よう、気がついたか、勇ましい風紀委員さんよぉ?」
「ここ…は…?」
ようやく視界が慣れてきて、改めて自分の置かれた状況を目のあたりにする。
春奈は荒れた物置小屋のような場所に横にされていた。
床がコンクリートで冷たい。
起き上がると身体がふらっとして、壁にもたれかかってしまう。
さっき…どうやら薬を嗅がされたようだった。
「勇ましいのは結構だが、一人で巡回とはよほど俺達を舐めてかかってんだな?」
「…私をどうするつもり?」
「お前には今まで散々な目に遭わせてもらったからな。たっぷりお仕置きしてやらないとと思ってな」
「お、お仕置き…?……ひっ!?」
「おっと。動くなよ?本物だぜ」
春奈は目の前にナイフを突きつけられた。
ギラリと光るその怪しさが、春奈の恐怖心を煽る。
(や、やだ、怖い…。
さっきから、押さえなきゃいけないと思っていたのに……
風紀委員が「怖い」なんて思っちゃいけないのに……)
「おい」
「ああ。ヤっちゃっていいんだよな?」
「とりあえずコイツが処女かどうか、確かめてみようぜ」
「し、処女…?
や…やだっ!ちょっと、や、やめて…やめなさい!」
「少しでも逃げ出そうとしたらこれで綺麗な顔を傷つけちゃうけど、いいのかな?」
そう言ってナイフを持った男がニヤニヤと春奈にナイフを突きつける。
「く……!」
春奈は大人しくするしかなかった。
男の一人が「両手を壁につけて立ったままでいろ」というのでその通りにする。
すると、また別の男が制服のスカートに手をかけてそれを思いっきり捲りあげた。
「やっ…!いやっ!?な、何するの…ああッ!?」
そのままするするっと膝まで清楚な薄ピンク色のパンティも脱がされてしまう。
白い桃のようなお尻が丸見えになって、春奈は顔がかあっと赤くなるのを感じた。
「可愛い尻してんじゃん?」
「白くてむちむちしてるよなぁ。美味そうだぜ」
「じゃあお先にいただくぜー?」
「やっ…や、やだ、やめてっ……!」
ちゅる…ちゅぱっ。ちゅくっ。
男はいきなり春奈のお尻を舌で舐めあげ、愛撫しはじめた。
「うわ、柔らけぇー。春奈ちゃんのお尻。最高に厭らしいぜ?」
「いや…あっ、や、やだっ、やめ……ッ…!!」
「抵抗したらどうなるか、言ったよな?」
「で、でも、こ、こんなッ……あっ、あぁんっ!」
「なあ、おい、感じてきてんじゃねぇか?」
「さっき喘いだよな」
(喘ぐ?…そんな。そんな事してない…!
嫌だもの…こんな…ケダモノ達に獣のように犯されるなんて、私―――)
「…っひあぁあう!あっ…だ、ダメえっ…!!」
「おいおい、マンコ濡れてきてるぜ?何だよ、この汁?」
ぐちゅっ、と音がして春奈の敏感な部分に太い指を乱暴に入れられる。
その突然の刺激に春奈の身体は反応してしまい、ビクビクッと身体が痙攣した。
「ひぁあ…や、いやっ…やだぁ……」
「んん〜。春奈ちゃんのお尻最高。白くて綺麗で厭らしいな」
「はぁはぁ…っ、……お、俺、もう我慢できねえ!」
どんっ!
「あ、おいっ!」
「ひっ…!
いやっ…きゃ、きゃあああッ!!?」
びりっ、ビリビリッ。
突然男の一人が今まで尻を愛撫していた男を突き飛ばし、スカートを後ろから引き千切る。
そして自分のそそり立った肉棒をズボンから取り出し、いきなり春奈の割れ目にそれをあてがい、一気に突いた。
「きゃあああぅッ!あうっ!あああぁんっ!!
い、痛ッ…痛いっ、いやああ!ぬ、抜いてよぉっ……!!」
「おい、お前、抜け駆けはナシだぞ?」
「でもこんなエロい身体見せられたらたまんねーよな。
早くヤっちまって次、ヤらせろよ。
どうだ?春奈ちゃんの中は」
「うっ…く、は、春奈ちゃんの中、すっげえ気持ちイイぜ?
締まり心地良くて最高に気持ちイイ。たまんねーよ…くぅっ」
ぐちゅ、ぐちゅっ。パンパンパンっ。
パン、パンっ、ぐちゅ、ぐちゅっ………
「あ、あぁあっ、あふぁ…ひぁあッ!!あぁあん!
や、やだ、やだぁあっ…!!」
淫猥な水音と、肉と肉が擦れる音が部屋中に響き、春奈の身体をおかしくさせる。
初めて味わう痛みと感触に、春奈は目に涙を溜めて抵抗した。
けれど目の前にはナイフが光っていて、今にも春奈の顔を傷つけようとする位置にあった。
(何とかして、あのナイフを奪うことが出来たら……。
…ああ、けれど、痛みで何も考えられない…下半身が…アソコが、痛いよぉ……)
「やっ…やあっ…痛いっ、やだ、やめてぇっ……!」
「俺達が今までお前達によってどんな目に遭ってたか、お前は知らないんだろうなぁ?」
「その罪は重いぞ。お前の身体で返してもらってるんだ。解ってるのか?」
「ひっ…ひうっ…、い、痛…!」
ぐい、と前髪を引っ張られて顔を男の方へ向けさせられる。
春奈の背後ではまだ肉棒を春奈の中に突っ込んでいる男が腰を激しく揺らしていた。
「う…くっ…うぅっ…」
「舞風春奈のこんな厭らしい姿が拝見できるとはね」
「……っ…そろそろイくぞ……。な、中で出すからな…!」
「……!!い、いやっ…いや、お、お願い、中だけはやだっ…や…あ…ッ!
あ、あぁあ〜〜〜んッ!!ダメぇえ〜〜〜!!」
「―――――っつ!い、イくっ…うあっ…!」
ビクビクッと男と春奈の身体が痙攣すると同時に、春奈の胎内に白濁液が撒き散らされていく。
自分の身体の中に、熱い塊が放出されていくのがわかった。
同時につつっ…と春奈の太腿を、白と赤の混じった液体が伝っていく。
その色は純潔を奪われた証だった。
それがぽた、ぽたっと床に落ちて染みを作る。
男も春奈も、ぜえぜえと肩で息をする。
男は満足そうに春奈の秘所から自分のモノを抜いた。
抜くと同時にじゅっぷと厭らしい音が鳴った―――。
つづく