-異能者4-
「んっ、んっ・・・!」
「あ、せ、先生・・・!!」
仰向けになった俺の上にまたがった先生の体が何度も上下し、その度に下半身を通る
柔らかい感触に俺は声を止めることが出来なかった。
彼女が動くごとに濡れた肉が吸い付くように俺のモノに刺激と快感を与え、その度に
湿ったいやらしい音が保健室に響いた。
「あ・・・あ・・・・君の・・・凄いよ・・・気持ちいい・・・っ。」
先生はノッてきたのか時々挿入速度を変えたりして楽しんでいる。
俺はというと、そんな先生のテクニックに我慢をするのがやっとな状態だった。
「う・・・先生っっ、そんなに激しく動いたら・・・俺、出ちゃうよっっ!」
「まだ駄目よ・・・っもう少し我慢して・・・。」
動かしていた腰をぴたりと止めると、先生はそのまま俺にかがみこみ唇を重ねる。
「はぁ・・・。」
お互いの舌を絡ませながら吸いあう。
そのままの状態で今度は俺が上になり腰をゆっくりと動かす。
「ああっっ!」
先生の口から何度も声が漏れる。俺はその声に興奮し挿入速度を速めた。
パンパンパン!
肌のぶつかる音が耳に心地良い。
そして突き上げる快感が腰の動きを止めることが出来ないでいた。
「はぁ・・!ああ・・・っっ!!」
先生は体を揺らし、喘ぎながら両手で顔を撫でてくれる。
俺はその手の指を口に含みなおも腰を強く打ちつけていく。
その内に先生は顔を歪め、漏れる声も段々と大きくなるのが判った。
「あっ!あっ!・・・・駄目!!!・・・・いっちゃう!!!」
「う・・!お、俺も・・・・もう・・・!!」
そして次の瞬間シーツを両手でグッと掴むと大きく体を仰け反らせ、同時に
挿入したモノが締め付けられるような感覚が走り先生の中に達していた。
「はぁ・・・はぁ・・・。」
「はぁ・・・君、本当に初めてなの?」
挿入したまま俺の下で先生は肩で息をしながら口を聞いた。
「は・・・はい、でもその手の雑誌はたくさん読んでますけど。」
「ふふ、そうなの。すごく良かったわよ。」
そういいながらまた顔や髪の毛を撫でてくれる。
「ありがとうございます。」
俺がふざけた感じでお辞儀をすると、先生はそんな様子を見てまたクスクスと笑った。
「・・・そろそろ疲れが取れたかしら?」
あれから30分ほどそのままの姿勢で先生と抱き合っていた俺は
その言葉でゆっくりと起き上がった。
「はい、もう大丈夫です。・・・ちょっと抜きますね。」
先生の中に納まっていたモノを徐々に引き出していく。
その内、ズルっという音と共に濡れたペニスが顔を出した。
「先生、すごく感じてたんですね。糸まで引いてる・・・。」
「あはは、気持ちよかったわよ。とても初めてとは思えないくらい・・・。」
未だに興奮が冷めていないのか先生の顔は上気し赤くなっている。
「俺もすごく良かったです。先生の中、最高でした。」
その台詞にプッと吹きだすと起き上がった先生は俺の頭をグリグリと撫でた。
「年下の子とは今までHをしたことが無かったんだけど・・・悪くないかもね。」
そういうと先生は脱ぎ散らかした洋服を拾い身につけ始める。
俺は俺でティッシュで拭こうと探していると、あらかた服を身につけた先生が
近寄り俺の目の前に座った。
「私が綺麗にしてあげるわ。」
言ったかと思うとまだ余裕のある俺のモノを舌を使い舐めまわして来た。
「う・・先生、俺また・・・・!」
「もう一度出してもいいわよ。それも全部綺麗にしてあげるから・・・。」
結局その後よほど溜まっていたのか先生のテクが良かったのか、俺は二度もいかされた。「やっぱり若いのね〜、すごい量よ?」
終わったあとティッシュで手を拭き先生はへんに関心している。
少しぐったりしながらも制服を着た俺はベッドに大の字になっていた。
「先生が上手いんですよ。経験豊富だと違うよな〜。」
そんな他愛の無い話をし始めたその時、横からあくびをする声が聞こえた。
「光男、起きたのか?」
俺の声に小さく頷くと光男はゆっくりと起き上がった。
「あれ・・?俺、かなり眠ってました?」
「えぇ、結構長く寝てたわね。ちょっときつい薬だったから仕方が無いわ。」
先生は何事も無かったかのように書類を手に質問に答えている。
「お腹の痛みは取れた?」
「え?あ、はい。」
「それじゃ帰っても大丈夫ね。」
「・・・・はい、ありがとうございました。」
光男はそう言いドアを開けると早々に保健室を出て行く。
本来の目的を忘れているのかまだ寝ぼけているのか・・・俺はそんなやつの後姿を見てため息を付いた。
そして俺も出て行こうとドアに手を掛けると先生が近くに来てこういった。
「君の能力の事、誰にも話さないから・・・また来週の同じ曜日の同じ時間にココに来ない?」
先生の息が耳元をくすぐる。俺はまた興奮しそうになるのを必死で抑えた。
「は、はい。また・・・来ます。」
「ふふ、それじゃね。おやすみなさい。」
そういい俺に軽くウィンクをすると先生はドアを閉めた。
「・・・なぁ有馬、俺が寝た後何かあったのか?」
光男は引っかかる事があるのか、帰り道の間ずっと頭をひねっている。
「な、何も無いけど?」
思わずどもる。本当はお前の横で先生と・・・なんて口が裂けても言えなかった。
「おっかしいなぁ・・・なんか近くで声が聞こえた様な気がするんだよなぁ・・。」
「声?俺と先生の会話じゃねぇの?」
「そうか・・・・、でも普通の声じゃないような・・・・。」
変な所で勘が鋭いやつだな。
「気にしすぎだよ。そういや先生の下着だけどさぁ・・・。」
俺は悟られまいと下着の話に持っていき、帰り道が別れるまでその話を押し通した。
あの日から俺は毎週決まった曜日と時間になると保健室に通っている。
光男には色々言い訳をして一人で帰ってもらっているがまだばれてはいない様だ。
先生も俺が来るのが楽しみだといってくれ、今じゃアブノーマルなHにも挑戦したりと
二人で少ない時間を有意義に使いほとんど付き合っているような状態になっている。
今日もこれから保健室に行かなきゃ。
俺にとって透視能力は縁起のいいものだったのかどうなのか・・・。
どっちにしても感謝しているのに変りは無いが。
さて、今日はどんなプレイをしようか・・・。俺はあれこれ考えながら保健室に向かった。
END