来杉瞳……次女、3姉妹で一番美人。内海の恋人。
来杉泪……長女、喫茶店のマスター。しっかりもの。
来杉愛……三女、高校生。おてんば。機械につおい。
内海俊夫……警視庁の刑事、真面目だがキャッツにいつもしてやられる。。。

瞳と愛は焼け落ちるキャッツアイを見ながら、途方に暮れていたが、犯人の手掛かりを求めるため、全焼した跡を一生懸命探す。
「姉さん、これ」
愛が何かを見つけたようだ。床に落ちていたカフスだった。
「これを犯人が付けていたんだわ。でも、これじゃなんの手掛かりにもならない」
「いや待って、愛!……あたしには見えてきたわ、犯人が。このカフスは特注よ。宝石に彫ってあるドクロの紋章、これはマルコーニ・シンジケートの印だわ」
「じゃあ、あいつらの残党が……」
「そう考えるしかないわね。とにかく、あいつらを探すのよ」
2人は近くのホテルを借り、それから近くのインターネットカフェへ向かった。
「見て、分かったわ。あいつらは南洋の○○島にアジトを構えているのよ」
「さっすが、姉さん」
パソコンの画面に向かって、パチパチと高速にアクセスしている様子は、ハリウッド映画に出てくる腕利き刑事そのものだ。プリンタで必要な情報をプリントし、ホテルへチェックアウトしに帰る。

ドアのノブに瞳が手をかけたとき、何か嫌な感じを受け、ドアだけ押し開けて、自分たちは影に身を潜める。
ガーン!
ステンレスの警棒が宙を切り、ドアを直撃する。
トラヤンニの部下が待ち伏せをしていた。
「ぐひひ、お前らが瞳に愛ってんだな。かわいい顔して、今夜はイカスぜえ」
部下は警棒をチロチロ舐めながら、卑猥な笑いを浮かべる。
「女だと思って、なめると痛い目を見るわよ」
「へへへ、どう痛い目を見るっていうのかな?」
「こうだよ!!」
愛が男の後ろにいつの間にかまわっていて、渾身の蹴りの一撃を後ろから股間に叩きこんだ。
グエエェェェーーッ!!!
口から泡を吹いて、男は倒れる。
その男をレンタカーに乗せ、港へと行く。
意識を取り戻した男にチャーターした高速艇を運転させ、○○島を案内させる。
男は素直に島まで2人を案内した。
島に着くと、男を気絶させ、慎重に洞窟の中に入る。
不気味なくらいの静けさだった。

いきなり、ライトが光り、瞳と愛の黒コスチュームを照らし出す。
「しまった、見つかったわ、愛、逃げるのよ」
2人が走り去ろうとするのを意外な声が留めた。
「瞳っ、なんでお前がここにいるんだ!」
内海俊夫だった。
「俊夫、どうしてあなた……」
衝撃だった。
キャッツの正体を絶対知られたくない男に、今、まさに正体を知られてしまった。
「そうか、そうだったのか……キャッツがこの島に現れるという匿名の情報を得て、来てみたんだが……」
「……俊夫……なんて言ったらいいのか、……こんなあたしに失望したでしょう」
「…………」
俊夫は何も答えず下を向いている。
やはり、恋人がキャッツアイであったことは相当なショックだった。
そのとき、八方からサーチライトが照らし出され、トラヤンニの部下たちが取り囲んだ。
ハマキを咥えたトラヤンニがにょっきり顔を出し、サングラスの無表情な顔で、言い放った。
「グラシアス!……一石二鳥とはまさにこのことだ。親分の仇、キャッツアイの牝猫2匹と、シンジケート撲滅に執念を燃やす刑事!それを今こうやって捕まえることができたとは。お前たちは袋のネズミだ。わっはっは」
部下たちがじりじり距離を詰めてくる。
戦闘の火花が切られ、俊夫、瞳、愛は協力し合って数人を倒すことができたが、多勢に無勢。
結局、捕まって、縄をかけられてしまった。

「どうするつもりよ!」
愛は叫ぶが、トラヤンニたちはニヤニヤ笑うばかり。
ドサッ!
部下たちに引き摺られて、何かが3人の前に放られた。
泪だった。
「姉さん!!」
「いや、こんなの……かわいそう」
瞳と愛が泪の前にひざまづいて、悲しむ。
泪の身体はコウモリによって、無数の切り傷がついていた。
さらにおまんこには、トラヤンニの部下全員によって中出しされた精子の残骸が付着し、白いカスとなって異臭を放っている。
「むごい、あなたたち、それでも人間?」
瞳は怒りの目をトラヤンニに向ける。
「ゲヒヒ、おれたちはしたいことをしたまでだ。生かしてやってるだけでもありがたいと思え!」
トラヤンニは大声で吠える。
それを憎しみの目で瞳と愛は睨んだ。
「オラ、ものども、やっちまえ!!」
トラヤンニの一言で、瞳と愛に部下達が襲いかかる。
それを俊夫が自分の身体を犠牲にして阻んだ。
「なんだぁ、このバカ刑事!人がこれから愉しもうとするのを邪魔だてする気か、オラァ!」
「お願いです。お願いをきいてください」
部下たちに踏んこくられながら、俊夫は必死でトラヤンニに懇願した。
「まあ、ものども、待て。このバカの最期の遺言とやらを聞いてやろうじゃないか」
「……ありがとうございます。おれはどうなってもいいから、瞳と愛、2人は放してやってくれ。キャッツアイは全滅した。泪は犯され、廃人同然だ。もういいだろう。瞳と愛には何の罪もないんだ」
「俊夫さん、それじゃ泪姉さんの仇が……」
そう愛が言うのを瞳は止めた。
瞳には分かっていた。
俊夫はなんとかこの場を取り繕い、『生きていれば復讐できる』ということを暗に示唆していた。
もし、じたばたしても強姦されるのは目に見えている。
トラヤンニはしばらく考えていたが、ニヤッと笑ったかと思うととんでもないことを言った。
「いいだろう。ただ条件がある。……今からお前が泪を犯せ。そうすれば2人は助けてやる」
「なに……そ、それは……」
「できないのなら仕方ない。2人は犯されるまでだ」
「わ、わかった……」
「やめて、俊夫!お願いだから……」
瞳は叫んだが、俊夫は服を脱ぐ。
鍛えられた肉体はすばらしかった。
今まで数度、俊夫に抱かれたことはあったが、こんなに魅力的に感じる俊夫ははじめてだ。
パンツを脱ぎ、萎えたちんぽを握ると前後にこすり、立たせようとする。
それをトラヤンニの部下たちは土人の踊りで、狂乱の叫びをあげて盛り上げる。
「俊夫、ほんとバカなことは……」
瞳は叫んだが、内心、俊夫には何か策があるに違いないと思った。
悲しいかな、男の性として自分の意にそぐわず、俊夫のちんぽは勃起した。
それをゆっくりと泪のあそこにあてがう。
瞳と愛は困惑した。
俊夫の理性を最期まで信じたかった。
「……それで、それでいいのよ」
瀕死の泪が涙を一粒こぼし、安らかに微笑む。
狂乱は極みに達し、皆の目が結合部に集中する。
しかし、ちんぽはまんこに侵入しなかった。
すっくと立ち上がると、泪を両手で抱えて、瞳と愛のところへ連れてゆき、静かに降ろした。
「辛かったろう……」
俊夫は涙をツーと流しながら、優しく泪の髪をなでる。
それを見た瞳は、俊夫を恋人に選んだ自分に誇りを持った。
優しく、強く、たくましかった。
「オラァ、貴様、いったいどういうつもりだ。2人が犯されてもいいのか、ああ?」
トラヤンニが怒声をあげ、ズシンズシンと近づく。
俊夫はトラヤンニの方に振り向くと、目を光らせて堂々と近づく。
「き、貴様、なめとるのか?それとも頭がおかしくなったか?」
「トラヤンニ!おれは貴様に言いたいことがある。人間、失ってはならないものがある。それはな、人を愛することができる誇りだ。愛のためなら……愛を貫くためなら……ペッ」
唾を吐きかけ、トラヤンニの頬に直撃した。
トラヤンニの顔がみるみる赤くなり、ゆでダコのようになった。
ブチッ!!
俊夫が舌を噛み切った。
血が溢れ、その場にうずくまる。
そこへトラヤンニ以下、部下達がなだれこみ、凄まじい暴行を受けたが、俊夫はその前に絶命していた。

俊夫への暴行が済むと、今度は瞳と愛に襲いかかってきた。
まずは愛が引き離され、着ているものを剥ぎ取られた。
「いや……いや、やめて……いや……」
高校生の愛は、まだ性交どころかキスさえしたことがなかった。
「げへへ、いいなあ、若いのは……」
トラヤンニが押さえつけ、琥珀に香る無垢のパンティをむしりとった。
「いやぁぁ……お姉ちゃん……」
「愛、愛ぃぃ〜っ!」
処女の花びらが開花した。
淡い陰毛の奥にちょこんとすわるサーモンピンクの縦皺。
そこへトラヤンニは無遠慮にもブチューーッとキスの雨を降らせる。
「いやっ……くっっ……ああっ……っつうっ……」
「すげえ、自然な味だ、うめえ、うますぎるっ!」
舌はまんこだけでなく、アナルから内腿にいたるまでベロベロといやらしく這いまわった。
「いやっ……ああっ……だめっ……」
「あああっ……くうっ……いぐっ……いぐぅぅ!」
悶絶の甲斐もなく、愛は舌でイカされた。
そこへ、ギンギンに勃起したちんぽがあてがわれる。
俊夫さん……瞳の彼氏ではあったが、今愛が頼れるのは俊夫しかいなかった。
でも、死んでこの世にいない。
それでも、俊夫の言葉は愛の心に深く刻まれていた。
愛のためなら……

END