ルパン3世……有名盗賊、アルセーヌ・ルパンの孫。天才だがスケベ。
次元大介……プロのガンマン。拳銃はリボルバー。女はいらねえ。硬派。
石川五エ門……石川五右衛門の13代目の子孫。斬鉄剣に切れぬものはない。
峰不二子……ルパン1味の中では紅1点。彼女のボインに目を奪われぬ男はいない。
銭形幸一……とっつぁん。必殺手錠投げはご先祖、銭形平次譲り。ICPO。


銭形はモーテルを出ると、待たせてあった車に乗ろうとする。
「待ちな、とっつぁん」
「ん、ルパン!?」
振り返ると、暗闇から3人の影が現れた。
ルパン、次元、五エ門だった。
「き、貴様らぁ〜っ、どうやって脱出した?」
「いつもの通りじゃねえか、とっつぁんよ。とっつぁんの計画ってのは、いつもどこか節穴があるんだよ。島へ運ばれる前に船をジャックして引き返してきたってわけさ。……それより、不二子のことだ」
ルパンの目がきつくなり、銭形を睨みつける。
「ふっ、たっぷり楽しませてもらったぜ。お前には分かるまい。不二子の艶かしい身体。わしに犯されながらヒイヒイよがっていたぜ」
「見損なったぜ、とっつぁんよ」
「ちょうどいい。今ここでお前を始末して、わしの仕事にも区切りをつけるか……」
銭形の手がふところに忍ばせてあるスミス&ウェッソンに近づく。
「次元、五エ門、ここはおれととっつぁんでケリをつけさせてくれ」
「ふっ、言うまでもねえさ」
「拙者もこの勝負、見届けよう」
次元と五エ門は後ろの方へ下がってゆく。
「とっつぁんよ。1つ聞いていいか?」
「遺言なら構わん。言え!」
「人の道ってのを知ってるか?」
「とぼけたことを。何が言いたい」
「あんたは道を踏み外したってことだ。おれは泥棒をやっているが、人の道を踏み外したことはない。不二子も狡猾だが、人の道を踏み外しはしなかった。だが、あんたは、あんたは人の道を踏み外し、鬼畜生にまで成り下がってしまったことだ」
ルパンの怒りに満ちた抗議に、一瞬たじろいだが、気を取り直し、聞き返した。
「どういうことだ?」
「おれが知らねえとでも思ったかい。あんたが不二子の過去をダシに弄んでることを。不二子は隠し通しているが、一応調べさせてもらってね。今回であんたの凶行は終わるはずだったんだが、運転手いわく、書類は銭形警部が握ってますとさ」
銭形の運転手が車の中で、伸びていた。
「不二子の仇だ」
「そうか、知られていたか。だったらなおさらお前を消さなきゃなるめえな。ルパン」
銭形の目がキラッと光り、ルパンと間合いを詰めてゆく。ルパンも真剣な顔で、銭形の動きを見逃さない。
ドキュン、ドキューーン!
銃声が2発同時に鳴り響き、余韻を響かせながら、静寂が訪れる。
見つめあうルパンと銭形……
ワルサーとスミスが銃口を向け合ったまま、数秒が過ぎる。
ドサッ
銭形の身体が前に落ちた。
「とっつぁん」
「ふっ、ルパン、さすがだな。1つ頼みがある」
「なんだ、とっつぁん」
銭形は口から血を吹き出させながら、ふところから何かを取り出し、ルパンに手を向ける。
「これはな、銭形平次の使っていた10文銭で、うちの家宝だ。おれはご先祖様に顔向けできねえことをしてしまった。これはお前にやる。形見だと思って大切にしてやってくれ……ゴハッ、グフッ」
ルパンに10文銭を渡すと、血を吐いて、絶命した。
「とっつぁん!」
確かに銭形は道を踏み外したが、ルパンにとっては忘れられない存在だった。
これで、ルパンを捕まえる奴はいなくなった。

10文銭を握りしめ、不二子のいる部屋に向かった。
ガチャッ、とドアを開けると、不二子は口の中にカプセルを投げ入れたところだった。
「バカ、何をしてるんだ、不二子!」
背中を叩き、カプセルを吐き出させる。
ウェッ、という声とともに、カプセルを吐き出し、嗚咽している。
「ルパン……お願い、死なせて」
「バカ言うんじゃねえ、とにかく医者が先だ」
シャワー室で不二子の身体を綺麗に洗ってやり、バスタオルで優しく拭う。
次元と五エ門の力を借り、車で病院へ向かった。
銭形から受けた仕打ちは心に深い傷を残したが、身体の方は大事に至らず済んだ。
それでも1週間の入院を必要とされた。
「ルパン、おれはちょっくらラスベガスへ行ってくるぜ。ポーカーの借りを返しに行かなきゃならなくてな」
「拙者も日本へ帰る用を思い出した。もうすぐ先祖の命日でな。墓参りに行かねばならん」
そういうと、次元と五エ門は病院をあとにする。
もちろん、不二子と水入らずの場面を演出するための口上だ。
(ワルい!次元、五エ門)
心の中で2人に感謝し、不二子の方を見た。
安らかな顔をして、眠っている。
「おれがもうちょっと早く着いていれば、こんな目には会わなかったのにな」
横に座り、不二子の手を握りしめる。
「ルパン……ありがと、騙してばかりで」
「いいんだ、そんなこと、気にするな」
不二子の目から涙が伝う。
「あたしの過去を知って、嫌いになったでしょ?」
「おれたち盗賊は過去を語らない。不二子は今が一番輝いている。今は身体を治すことだけに専念するんだ」
「ルパン!」
不二子はルパンにしがみつき、少女のように泣きじゃくった。
その髪を優しく撫で、ルパンは頬を寄せながら、いつまでも抱きしめていた。

アジトに戻った2人、ルパンはベッドで座っている不二子の横に座る。
「ルパン」
「不二子」
お互いの目が接近し、唇が触れ合った。
身体をさすりながら、お互いの衣服を脱がせてゆく。
不二子の手がルパンのパンツの中に入った。
「大きいのね、ルパン」
「君の胸には負けるよ」
「ふふっ」
ベッドに横になり、再び口づけしあう。
「気持ちいいわ、ルパン」
「いい匂いがする、不二子」
ルパンの手が不二子のパンティの中からオマンコを捕らえた。
「あっ、ああ……」
割れ目沿いにプックリと膨らむクリトリスに指をこすりつける。
「ああ……いい、いいわ、気持ちいい……」
「不二子、手に何かまとわり付くぞ」
「ルパン、嫌らしいこと言わないで」
「興奮しているのか、不二子?」
「ああ……もっとして、して欲しいの」
ルパンは不二子のパンティのゴムに手をかけると、下まで引き下ろして、脱がせた。
フワッと拡がる恥毛は、形よく上に育ち、その下方にパックリと開いた唇は、潤い過ぎて、淫汁をジワーッと溢れさせていた。
そんなオマンコにクンニを施す。
ベロ……レロレロ……チュチュッ、グニューッ……
「あっ、だめ、気持ちいい、ああ……あああ……」
「どうしたんだ?」
「いい……すごくいい……ああ、あああ……」
ルパンはまんべんなく舐めまわしながらも、クリトリスを剥いて舌で高速に転がす。
「ああ、ルパン……だめ、それ、んふっ……だめ……」
「あっ、あっ、あああ……いい……」
「だめっ、いくっ、いい、いっちゃううぅぅっ!」
ビクンと弓なりに身体が跳ね、時おり腹を波打たせながら、ガクガクと痙攣している。

ルパンがパンツを脱いで、チンポを出した。
25センチ近くある巨大なものだ。
勃起して、先走り液を吐き出させている。
「不二子、入れていいかい?」
「……」
コクンと頷いたので、チンポをオマンコにあてがった。
身体に力が入り、グニュ〜ッ、といった感じで呑み込まれてゆく。
「あっ、あああぁ〜っ……」
根元まで入ると、グラインドしてゆく。
ズコ……ズコ……ズコ……ズコ……ズコ……
「あっ、いい、ルパン、気持ちいいわ……」
「不二子ぉ。最高だぁ」
「好き、好きよ、ルパン……ああぁ〜っ……」
ルパンは抱き付き、キスをしながら、腰を動かす。
不二子の方もルパンの腰に足を巻いて、密着を強くし、獣のようにルパンの唇を吸った。
「ああ、ルパン……あああ……いい、あぁ……」
「すごくいい、不二子」
「気持ちいい……ルパンのオチンチン気持ちいいのぉ〜っ」
ルパンの動きが速くなり、不二子の喘ぎ声もそれにつられ激しくなった。
「ああ、いいぃ、ひ、ぅああ……」
「ああ、不二子、おれいきそうだ」
「出して、中で出して!」
「あっ、いくっ、いいくっっ!」
ルパンが一際高く腰を突き上げ、子宮にチンポを押し込んだ。
ドピュッ……ドピュッ……ドピュ……
熱い塊が不二子の中で大爆発を起こし、光速で拡がったきのこ雲は、子宮を征服した。

不二子の横でぐったりとなっているルパン。
そこへ不二子が身体を乗せてきて、ルパンのチンポを握ると、口に含んだ。
「おい、不二子……」
「きれいにしてあげる、ルパン」
不二子の舌が、精液と愛液の付いているチンポをまんべんなく綺麗にしてゆく。
チロチロ……チュチュ、ペロッ、チュッ……
「気持ちいいよ」
「ルパンのオチンチン、おいしい」
不二子のさせるがままにルパンは至福の時を味わっていた。

白いドレスを着た不二子がアジトのアパートの屋上で、夕日を眺めていた。
「きゃっ」
いきなり、うしろから抱きしめられ、キスされる。
「ルパン、もう、びっくりするじゃない」
「夕日を見つめる君の顔があまりに美しかったから、ちょっとおどかしてみたくなった」
「ねえ、見て、きれいだと思わない?」
夕日が山に消えてゆく。
ふたりはそれを見つめながら、幸せの笑みをたたえていた。
「結婚してくれないか?」
「!?」
ルパンの顔を見る。
真剣な顔で夕日を見つめている。
トレードマークのもみあげがいつもより長く見えた。
「おいおい、おふたりさん」
次元の声がかかり、ふたりが後ろを振り返ると、次元と五エ門が立っていた。
「そらよ、不二子の極秘資料」
次元が投げつけると、五エ門が斬鉄剣で細切れにした。
紙切れの山に次元がジッポの火を点けて、投げつけた。
メラメラと燃え上がり、あっという間に灰になった。
「お、お前ら」
ルパンはびっくりしていた。
それ以上に不二子の方がびっくりして、目を丸めている。
「なに、最近仕事の数が減って、身体がなまっててな。五エ門と相談して、不二子の極秘資料強奪を思いついたってわけよ。そしたら、資料どころか札束まで出てきてよ。多分、ネコババした金を金庫にしまっていたんだろうよ」
そういうとルパンに札束をポンと手渡す。
「ほんと、おれぁ、いい友を持ったぜ」
「ありがと、ほんとにありがと、次元、五エ門!」
ルパンと不二子は泣きそうな顔で感謝を言う。
「ま、結婚資金にでも使えよ」
「拙者、仲人はできんぞ。口が下手だからな」
みんな笑った。
沈みゆく夕日の中で、笑い声はいつまでも響き、空は紺色に染まっていった。

END