-ワンピースV-
「今日は面白い事を発表するぞぉ。」
その日のルフィはいつにも増して機嫌が良かった。
つい先日までは何かを考え込むような態度が続き
食事も珍しくとる回数が少なくなっていたのに・・。
ナミは不思議に思いながらも、その面白い発表とやらを静かに待った。
ルフィはいきなり机の上に飛び乗るとあぐらをかき
皆の顔を見回しながらこう聞いた。
「なぁ、俺達は海賊だ。けど世の中には「怪盗」と
呼ばれる奴らが居る事は知ってるよな?」

「怪盗って・・あの、高い宝石とかを予告した日時に
盗んでいくっていう・・・・あの怪盗?」
「そうそう♪」
ナミの言葉を聞いてルフィはにんまりと笑う。
「それがどうかしたの?」
「それがさぁ、この前行った町があっただろ?
あそこで凄く有名な怪盗に偶然会ったんだよ。」

「どうせ嘘っぱちだろ?」
近くで聞いていたサンジは煙草をふかしながらいぶかしげに言う。
「そんなに有名な怪盗なら、何であんな小せぇ町に居るんだよ?
お宝をたくさん盗んでるならその売っぱらった金で豪邸にでも住んでるだろうに。」
もっともなサンジの意見にナミも含め全員が頷いている。
「有名な怪盗だからこそ、派手な事をしないんじゃないか。」
相変わらずにやついた顔をサンジに近づけながらルフィは囁く。
「その怪盗と今日一緒に仕事をする事にしたんだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
その一言に一瞬全員が静かになり、間を置くと全員が叫んだ。
「な、何いぃぃぃいいいい!?」

「ちょっと!何でそんな大事な事をもっと早く言わないのよ!?」
ナミは机に乗り出し、ルフィの胸ぐらを掴んで前後に揺らしながら噛み付いた。
「いやぁ、早めに言ったらきっと反対されると思って・・・。
だからギリギリに話したんだ。」
「ギリギリって・・・まさかっ!?」
ルフィを力一杯突き飛ばすと、ナミは船の甲板に走って行った。
案の定、そこには赤い上下の背広を着た男が海を見ながら
煙草をふかしていた所だった。
「あんたは誰なの!?名前を言いなさいよ!」
いきなりの話に動揺もあってか口調の厳しいナミの方を振り返ると
男は人懐っこい笑顔を見せ、ウィンクをしながらこう言った。
「やぁ、可愛いお嬢さん。俺の名前はルパン。よろしくv」

「・・・・で、どう言う事なのルフィ?」
部屋にルパンと共に戻ってくると、ナミは少し睨むようにして聞いた。
「勝手に話を進めたのは悪いと思ってるよ。」
麦わら帽子を取り、頭をかきながらそういうとルフィは机から飛び降り
木製の椅子にキチンと座りなおした。
「でも、皆『怪盗ルパン』って名前は一度くらいは
聞いた事があるだろう?俺も最初は嘘じゃないかと思ったけど
色んな怪盗話を聞かされてたら本物だって確信したんだよ。」
ルフィの口調が段々と熱くなっていく。
「それで、話をしている内に今度・・・つまり今日。だな。
丁度この先にある島に眠っているお宝を一緒に頂戴しよう。という話に
なったんだ。これって凄い事じゃないか?あの怪盗ルパンとだぜ?
オレ、今からワクワクしてるんだ♪」
子供の様にはしゃぐルフィを見ながら全員ため息を付いた。

「・・・そういや、あんたには仲間がいただろ?」
沈黙を破るようにゾロが質問をした。
その一言でほんの少しだけ部屋の空気が動く。
机の上に足を乗せ、静かに話しを聞いていたルパンは
咥えていたタバコを捨てると肩をすくめた仕草をした。
「あぁ、まぁな。でも恋人と違っていつも一緒って訳じゃないぜ?
今回は俺一人で決めた事だ。・・まぁ、たまたまルフィと知り合って
あんまり面白い奴だから『一緒に仕事しないか?』って俺から言ったんだけどね。」
「・・・しかし、凄腕のガンマンに何でも斬れる刀の持ち主に・・・・
すごい美女の仲間の話も聞いた事はあるが、分け前の事じゃいざこざが
あったりするんじゃないのか?俺たちへの分け前はちゃんとあるんだろうな?」
まだ疑いを持つサンジの質問にルパンは只ニヤリと笑っているだけだった。

「・・・あのルパンって奴、信用出来るのかしら・・?」
その日の夕方、ナミは自分の部屋で腕組みをしながら考えていた。
あと数時間後には目的の島に到着する。
大雑把ではあるが仕事の役割も決まっている。
でも、どうしてもあのにやけた笑顔を思い浮かべると
どうにも信用出来ない気がしてならなかった。
「コンコン」
その時、ふいにドアをノックする音でナミは我に帰った。
「誰?開いてるわよ。」
その言葉とほぼ同時にドア開き、さっきまでの悩みの元の
ルパンがニコニコしながら部屋に入ってきた。
「な、何か用なの?」
少したじろいだ様子のナミを見ると一層人懐っこい笑顔で
横に座った。
「俺の事、まだ信用してないんだろ?」
「あ、当たり前でしょ?ルフィは騙せてもあたしは
騙せないわよ。本当の目的は何なの?」
「・・・別にないさ。俺は本当にあいつと仕事がしたいだけだ。
あんた達だってルフィが面白い奴だから付いてきたんだろ?」
「そりゃまぁ・・・・そうだけど。」
図星を付かれてナミは何も言えなくなった。
そしてルパンはさり気なくナミの肩を抱くと続けて話した。
「お宝の話は本当。そして仕事を一緒にしたいというのも本当だ。
分け前もちゃんと分けるつもりだし、疑う余地は無いだろう?
ルフィを裏切る様な事は絶対にしない。誓うよ。」
ルパンはおどけた感じで誓いのポーズを取るとナミの手を取り
手の甲にキスをした。
「!な、何するのよっっ!」
いきなりの行動にビックリしたナミは思わず反対の手をあげてルパンを
叩きそうになった。だがルパンはその手も掴むとそのまま後ろ手にし
ベッドにナミを押し倒した。
「ちょ・・・!何なのよっ!冗談やめなさいよっ!」
暴れるナミを組み伏せると、無言のままでナミのシャツを
まくりあげていく。
「や・・・!やめて!」
顔を真っ赤にしながら抵抗するも、あまりの事に
いつもの力が全く出ない。
声も、一人一人の部屋が離れている為よっぽど大声を
出さない限りは他の人間には聞こえない様になっていた。

そして、シャツを胸の上までまくりあげられナミは震えていた。。
白い色のレースが付いた可愛らしいブラジャーがルパンの目の前に晒される。
「へぇ・・気が強い割には可愛い下着を着けてるんだな。」
ようやく口を開くと、開いている手でブラを下にずらしていく。
「や、やめてったら!」
するとツンとしたピンクの突起が顔を出し、ルパンは小さな口笛を吹いた。
「綺麗な色だなぁ。まるでこの前見たピンクサファイアの様だぜ。」
少し関心した口調でその突起を指ではじく。
「う・・・!」
今まで感じた事の無い感覚にナミは体をくねらせた。
「ほぉ、初めてなのかな?こりゃラッキーだな。」
嬉しそうにそう言い、ルパンは突起の周りにゆっくりと舌を這わせ始めた。
「あ・・・や・・・」
変な感覚がナミを襲う。そしてその感覚から逃げようと身をよじるが
彼の舌は尚もしつこくそこから離れようとはしなかった。
時に突起部分を軽く噛まれるが、その度に何故か軽い快感がナミの体を襲った。
ルパンは突起から口を離す事も無く右手を今度はスカートの中に忍ばせてきた。
「そ、そこは・・・・駄目ぇ!」
言っても止められない事は判っていた。けれど言わないと体がどうにか
なりそうな気がして怖くなり、叫ぶしか無かったのだ。
ナミのスカートの中、ルパンの指は下着越しに彼女の柔らかな部分を
ゆっくりとさすっている。ナミの右足はルパンの足でしっかりと開いた状態で
固定されており、抵抗してもどうにもならない状況になっていた。
「・・・もう濡れてきたぜ?ふふふ・・。」
いやらしい微笑みを浮かべるとさすっていた指をナミに見せ付けた。
その指は何故か濡れて光っている。
「いやっ!」
恥ずかしさのあまりナミは横を向いて目を閉じた。
こんな状況で感じてしまうなんて・・・!自己嫌悪に陥った。

「今度は直に気持ちよくしてあげるよ。」
静かにそういうと見せていた手を今度は下着の中に
ゆっくりと差し込み、充分湿ったソコに再び指を這わせた。
「あ!あぁ・・・っ!」
体をビクンと動かすとナミは荒い息を吐くしか出来なくなっていった。
認めたくないけど、確かに自分は感じている・・。
そう考えると頭の中が真っ白になっていった。
ルパンの指が這っている部分からは徐々に粘着した音がし始める。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ・・・。
「うん!・・・・はぁ・・!」
ナミの息遣いが段々早くなっていく。
それに合わせるかの様にルパンの指の動きも早くなっていった。
「!あ・・・・・・!やぁ・・!」
何かが上に上る。そんな感覚がナミを襲う。
「・・・・・・・!!」
フラッシュバックの様な感じが頭の中に来た時、ナミは「イク」と言う事を
初めて知った気がした。

「はぁ・・・はぁ・・・。」
その後ナミはぐったりとベッドに横たわっていた。
「まだ終わりじゃないよ?俺も気持ちよくならなきゃ。」
ルパンは意地悪く言うとナミの下着をズルズルと足からずり下ろし
思い切り開脚させるとズボンのジッパーを下ろし、イッたばかりで
ひくついているナミのソコに当てがいゆっくりと挿入をしていった。
「うくぅ・・・!」
子宮が圧迫をされる感覚を感じ、ナミは唇を噛んだ。
「濡れ方がすごいから血もほとんど出てないな・・。暖かくて気持ち良いよ・・。」
しみじみと言いながらルパンは腰を動かし始めた。
「う・・・うぅ・・・」
腰のリズムとナミの体の動きが同じになり、段々とその早さは増していく。
「あっ!あっ!あっ!・・・・!」
そしてまたさっきのあの感覚がナミを包み込もうとしていた。
「はぁ・・はぁ・・もうすぐイクよ。」
彼も同じ感覚を感じているらしい。さっきより動きが激しくなってきている。
「くぅ・・・!ああああ!」
・・・頭の中が真っ白になっていく。
そのすぐ後にルパンもナミの中で思い切り放出をし荒い息を吐いていた。
・・彼女は今日処女を消失し、二度「イク」事を経験した。
そして薄い意識の中でナミはこの後の仕事が果たして上手くいくのか
不安になっていた・・・。