いつもの中央線沿線の駅・・・
駐車場まで足早に歩く女王様の後を追うように着いていった・・
確かに今年の秋は・・肌寒い秋だけれど・・今は暖かい昼間・・
ブーツというにのは早過ぎないかなぁ・・・
高級な革製品ではなく、光沢を優先したようなファッション性の素材・・
車に乗り込むなり・・・いきなりの口づけのあとだった・・
「今日は暑かったわね。足が蒸れてしかたなかったわ!」
ブーツのジッパーを解きながら・・僕の顔に押し当ててくる。
女性特有の細く酸味を帯びた匂いが・・ツーンと鼻を刺す・・
「・・ん・・ムグッ・・・・・・。」
「その匂いを綺麗にして?・・強く吸い込むのよ!」
「ウッ・・スゥ・・ハァ・・。」
そのまま誘導するかのように助手席の足元へと移動させた。
匂いの元にクンクンと鼻を鳴らしながら・・
僕は狭い車内に身をかがめてもぐり込んでいく・・
その格好はまるで・・わんわん・・そのものだった。
足の指に鼻先を押し付けて・・
その汗ばんだの匂いを胸一杯吸い込むの・・
「・・ふぉごぉ・・クン・・スゥ・・ンご・・」
見るからにギタギタに脂ぎった足・・湿り気とぬめりを感じる・・
「いかがぁ、私の足の匂い? 欲しかったのでしょ?」
利発そうな声に促されながら・・
「うっぷ・・・。」
僕はただ言葉にならない答えを・・縦に首を振ることしかできなかった
「唇をベッチョリ押し付けるのよ!」
僕の鼻を足の指で挟むようにして・・足の裏を唇に押し付けてくる・・
「想いを寄せた女の足の裏にキスするのって、どおぉ?嬉しい?それとも口惜しい?」
「・・・・・。」
「恥かしいの?それとも口惜しいの?泣き出しそうね。で、どんな匂い?」
「酸っぱい匂いがします。」
「ハハハハハハッ、酸っぱいのぉ。」
蒸れた足・・酸っぱいような・・ツーンとした匂い・・
普通の恋人どおしだったら・・女性は恥かしがって隠すことだろう・・
狭い車内には・・プーンっと・・汗ばんだ酸っぱい匂いがこもっている・・
昼間、歩き回った蒸れ蒸れ状態の足だ・・
「・・ヌチャ・・プちゃっ・・ぺろ・・ペロペロ・・」
湿った唾液の音が・・女王様の足の指の間を包む・・
一本づつ丁寧に・・舌を這わせて・・ふやけてしまうくらいに・・ゆっくりと・・
夢中になって指を綺麗にするの・・
止まったような時間が静かに流れていく・・ふと、
「・・ムグッ、ゴボッ。」
淫らな臭いに咳き込みながら・・僕はぽーっとしてくる。
汗ばんだ酸っぱい匂いは・・いつしか唾液の匂いへと・・
その変わりに・・ムセるような濃密な別の匂いが漂う・・
「ねぇ・・見てよ、こっち。」
その声に顔を上げる。
ひざの丈だったワンピースを・・・腰までたくし上げて・・
わずかに脚を開いて見せ付けてくる・・
「・・!?・・。」
僕は驚いて・・我が目を疑った。
そう・・黒い陰りが見える・・・
僕に足の指を舐めさせておきながら・・
ゆっくりと足を引き上げてくる・・
指にしゃぶりついた僕の顔を・・そのまま引き寄せるような仕草で・・
ガニ股になって・・脚を開いてみせる・・
目が釘付けになる・・あぁ・・・
「だめよぉ!」
僕の視線をさえぎるように・・足の裏を押し当ててくる・・
健康的な脚線美と・・エロティズム・・
清純な透明感と・・ねっとりとした淫蕩さ・・
知性と・・メスの獣・・
冷たい視線と・・むっちりした感触・・
正反対の魅力を併せ持つ・・不思議な・・運命の女性だ・・
もう片方の足は・・僕の股間を踏みつけながら・・・
大きくなっていることを確かめているようでもあった。
自分の指を股間に当てて・・ゆっくりとなぞり上げてみせる・・
「・・ぁハ・・」
かすれたような・・声を漏らして。
冷たい視線が・・一瞬だけ顔をシカめたようだったもの・・
その指は・・数回の往復をして・・糸を引いていく・・
僕の頬へと・・一筋。塗りたくる・・
陰毛が濡れ光って・・べっとりと肌に張り付いているよう・・
僕の目の前にさらけ出しておきながらも・・・足の裏でさえぎる。
顔を振りながら・・視界を確保しようとする先に足を躍らせて・・
縦の溝に沿って透明な液が溢れている・・
「・・ちゅぱっ・・ペロペロ・・」
脚の指へと舌の愛撫をつづけながら・・・僕の視線は濡れたアソコへと注がれてしまう・・
僕の頭を脚で抱え込むようにして・・太ももで押さえつける・・
ぎゅっーっと・・
放したと思うと・・平泳ぎの脚のように僕の頭を掻き出していく・・
すぐ目の前に・・・ねっとりとしたチーズの濃密を嗅ぎながら・・
近づけないもどかしさと・・
脚を掻き出して広げられるたびに見える・・湿った泉・・
太ももをよじり合わせることで・・
「・・ネチャっ・・」と粘液の音。
メスのフェロモン・・匂いを発して・・メロメロにさせておいて・・
すぐ目の前にさらけ出して・・視線を奪っておいて・・
「・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・」
僕を性のおもちゃに仕立て上げていくのですね・・
いつものオナニーなのでしょう・・慣れた指づかいですもの・・
起用に・・しなやかに・・指先が踊るように・・
今日は・・たかの視線があるぶん・・たまたま刺激が強いだけ・・
そんな凛とした態度が・・美しかった・・
知性が高い分だけ・・深い淫らさが同居する・・
それがなんだというのよ!・・そう言っているよう・・
・・・溢れて・・垂れ落ちた愛液が・・シートをお尻の間に染みでいく・・
車をきしませるように・・腰をクネらせて・・指を往復させるの・・
「・・シート汚しちゃうわよ・・いいわね。」
僕にとっては否定の理由などどこにもない。
したたるように溢れる粘液が・・染みになってシートへと広がっていく・・
後から・・後から・・零れ落ちる・・淫らな証拠の愛液・・
そんな光景を見つめていると・・ふいに髪の毛をつかまれた・・
前のめりに突っ伏すように倒れこむ・・
「・・ぐちゃっ!」
顔面にヌルッと生温かさを感じた。
深いむ沼の底へ堕ちたように・・息もできなかった・・
けれど不思議なほど・・心が落ち着いて・・遠い昔のなつかしさに似た感覚・・
僕の頭の芯が・・ジィーンと痺れていくようで・・
「ふふ、私のワンワンちゃん。いいわぁ、舐めなさい。」
「んふぁ……ほら、もっと舐めなさい、ほら、ほらぁ!」
ヌルヌルに溶けたアソコへ・・グニュグニュと僕の顔を押し当てる・・
「ねぇ……どう?たまらないでしょう?・・うれしいでしょ?」
僕はYESとうなずく代わりに・・舌を伸ばして・・深みを探ったの・・
「たかは・・どうしようもない変態なのよ・・わかる?」
・・・ぬちょ・・ネバ・・
「私にこうされるのが好きで好きでたまらないのよ。そうでしょう?」
・・・くちゅ・・ネトネト・・
「ああぁ・・い、いいわ……ううん……はぁ、ふぁぁ……。」
・・・ぴちゃ・・・にゅる・・
「た、たかぁ・・んく……うぅっ……は、あぁ……ああ……!」
・・・くちゅ・・・ぬにゅちゅ・・・
・・締め切った車内・・駐車場でエンジンも掛けないまま揺れている。
すぐ隣に留めてあった車に買い物から戻った主婦が・・呆然と見つめている。
偶然とはいえ・・あまりの淫らな行為を白昼堂々と見つけてしまったのだ。
・・ねちゃねちゃに濡れた男の顔が・・うつろな目と・・かち合った。
顔面をバイブ代わりにされた呆けた表情に・・立ちすくんでしまう。
女王様が・・お悦びになっているの・・・
誰かに見られるなんて・・どうでもいいの・・
そのかわり・・人を呼びになんて行ったらダメだよ・・
そのまま見ていていいからさ・・・
つづけさせてよ・・・女王様のために・・・
僕の愛の深さ・・感じるでしょう・・
他の誰かなんて関係ないさ・・女王様のためなんだから・・
知ってるよ・・・あなただって濡れてるだろ・・