-植物栽培-

「さてと、そろそろお水の時間ね」
側に置いてあった小さなジョウロに水を満たすと
私は屋根裏部屋に向う。

「よいしょっと…」
木製のはしごを上り、頭の上の扉を開いた手で押すと
そこは六畳ほどのスペースがあり
そしてその奥、窓際にはひときわ大きな黒い影がそびえたっている。
「おはよう、今日も元気そうね」
大きな影にいつもの様に声を掛け、持ってきたジョウロの水を
その根元の土にかけてやる。
土はあっという間に水を吸い取り、影は心なしか嬉しそうに揺れた。

「すっかり大きくなったわね〜、お父さんが持ってきた時は
小さな種だったのに…」
この影、実は10年前に父が土産に持って来た小さな種だった。
何の種かは分からなかったが私は嬉しくてすぐに鉢植えに移し
せっせと世話を始めた。
種はすくすくと成長しあっという間に私の背を追い越すまでになった。
置く場所に困った私は、当時開いていたこの屋根裏部屋に何とか運び
その日から毎朝こうやって水やりを欠かしたことが無い。
「あの日から10年かぁ…」
近くにあるひときわ大きな葉っぱを手で摩りながら私は笑みをこぼす。

あれは8年位前になるかしら…
父から貰った種の栽培が楽しくて仕様が無かった私は毎日の様に
寝る前に屋根裏部屋に行き、植物に挨拶をしてから自分の部屋に帰っていた。
そんなある日
「じゃ、もう寝るね。おやす…」
いつもの様に挨拶をして帰ろうとする私の体に長くて細い何かが巻きつき
一気に植物の前に引き戻されていく。
「え…!?」
よく見ると体に巻きついているのは植物から生えている「蔓」…
私は驚き、植物の「顔」だろうと思われる部分に向って話しかけた。
「どうしたの?何でこんな事をするの?」
…普通、植物がいきなりこんな風に動いたらビックリする所ではない。
けれど私は何故か普通に話をしようと思っていた。

勿論、植物は口を聞かない。
そして私の体を拘束したまま、残りの蔓で着ていたパジャマを引き裂き始めた。
「!?」
驚きのあまり口が聞けない私を尻目に、着ていたパジャマはどんどん
小さなハギレになりそこらじゅうに散乱していく。
そしてとうとう下着までが塵同然にちぎられ、一糸まとわぬ姿に…
「な…なに…を…」
やっと出てきた言葉は目の前の蔓によって阻まれる。
一瞬で口の中に何本もの蔓が差し込まれ、一切言葉を発せられなくなっていた。
「う…んく…」
その内に、体に巻きついていた何本かが移動し私の両足を左右に開く形に
引っ張っていく…。
「ん…ぐ…」
その時の私の恐怖は想像を絶するものだった。
目には涙が溜まり、持ち上げられた両足はずっと震えが止まらなかった。
そしてまた新たな蔓が何本も私の体をまさぐり始める。
その内の一本が胸の先端に巻きつき小さく力をこめ、先を何度も刺激する。
「んんっっ」
この刺激は何だろう?私は今までに味わった事の無い感覚に、ただ
体を跳ねさせる事しか出来なかった。
「ふー、ふー、」
その刺激が暫く続き、私の鼻からは荒い息がひっきりなく吐き出され
自分の下半身が熱くなるのを感じていた。
その熱を感じ取ったのか、瞬間、口に入っていた蔓が一気に引き抜かれた。
「ん…ぷは!」
口の両端からだらしなく涎を垂らし、私は新鮮な空気を肺に思い切り送る。
「はぁ…はぁ…あぅ!」
下半身に違和感を覚え見てみると…さっきまで口に入っていた蔓が一塊になり
私のアソコに何度もゆっくりと擦り付けていた。
それはまるで男性の…の様な形を取っている。
「なにを…するつもり?」
何をするのかは何となく自分でも分かっていた。けれど相手は植物。
どうしても恐怖が先にたち、私は腰を左右に振って抵抗した。
蔓はもう一度シッカリと体を固定すると再びその塊をアソコに押し当て
ゆっくりと上下に擦り付けていく。
「あ…は…」
その動作を繰り返される内にソコに何かがじんわりと滲んでくる。
塊が上下する度にくちゅくちゅと音が鳴り、その音はどんどん大きくなっていく。
「はぁはぁ…」
頬は赤く上気し、私はえも言われぬ快感に固定されていた両腕を無理に動かし
いつの間にか植物にシッカリとしがみつき腰を動かしていた。
小一時間そうした動作を繰り返していただろうか…私の息も相当荒くなって
いた頃、すっかり液でビショビショになった塊が丁度膣の入り口に先っぽを
あて、時間を掛ける様に前に進んでくるのがわかる。
「あぁっ!」
その時私は勿論処女。だったのだが…あまりに濡れていた為に塊をすんなりと
受け入れ、一気にソレを根元まで咥え込んでしまった。
「はぁ…入っちゃった…」
さっきまでの恐怖は微塵も感じない。
それどころか私は目の前の植物の蔓とキスを交わし舌を蔓と絡めていく。
それを合図に塊が上下に動き始め、貫かれた私の体も上下に揺れる。
「んっ!はっ!あぁ…もっと!」
とても初体験とは言えない言葉を何度も言い、それに応えるかの様に
塊の動きが激しくなっていく。
辺りにはグチュグチュという音が響き、荒い息遣いがそれに共鳴する。
そしてその最中、一本の蔓が一番敏感な突起に巻きつき何度も摩り始めた時…
「だ、駄目…!あ、あぁあああ!!」
とうとう耐え切れずに私は声を張り上げ、初めての絶頂を向えた。

「…あの時のあなたは素敵だったわ…」
いつの間にか伸びてきた蔓に身を任せながら呟く。
あの日から私はこの植物との情事をずっと楽しんできた。
お陰で人間の男には興味が持てなくなっていた。が、私はそれでも
良いと思っている。そう…今日もこれから楽しい時間を過ごせるのだから…
着ているブラウスのボタンを外しながら、ユラユラ揺れている何本もの蔓を
微笑んで見つめる私がいた…

END