来杉瞳……次女、３姉妹で一番美人。内海の恋人。
来杉泪……長女、喫茶店のマスター。しっかりもの。
来杉愛……三女、高校生。おてんば。機械につおい。
内海俊夫……警視庁の刑事、真面目だがキャッツにいつもしてやられる。。。

３人いれば鬼に金棒だが、その日に限って泪一人という状態だった。
黒レザーに黒ヘルメット、全身黒づくめのライダー数人と高級車ベンツＳクラスのアーマーゲー、いかつい仕様の黒ボディが喫茶店キャッツアイの前に止まった。
「ここか」
ロン毛をオールバックでテカテカにまとめた身長２ｍ、サングラスをかけた上下黒スーツ姿のヤクザ風巨人が言う。
「へい、間違いないでさ、兄貴」
巨人は胸ポケットからハバナ巻きの高級ハマキを取り出すと、デュポンのライタで小指を立てながら、キザにファイアリングする。
無表情な顔付きで煙をプーッと吐くと、無造作にドアを開いた。
「誰？」
流しでコップを洗っていた泪の手が止まる。
「お前がキャッツアイの首領、来杉泪だな？」
「……そういうあなたは何者？」
泪の目が茶店のマスターのそれではなく、怪盗キャッツアイの鋭い目となる。
「カナリア諸島のドン・マルコーニを知ってるか？」
「ええ……そういうこと。麻薬、武器売買、絵画窃盗、あげくは殺しまでする最低の連中ね。」
「だったら、おれの言いたいことも分かるだろう」
「あたしたちのおかげで、懲役200年、悪さができなくなってよかったわね」
巨人の顔が憎しみに歪み、ハマキを投げ出した。
「ほざけ、このチンピラが！貴様のおかげでマルコーニ様は獄中で逝去なされたのだぞ。マルコーニ・シンジケートも解体し、長年の努力も水の泡だ。怪盗キャッツアイ！もはや許せぬ」
巨人が泪にドスンドスンと地響きを立てながら、近づいてくる。
泪は身の危険を感じ、裏の勝手口から逃げようとした。
バタン……
ドアを開けたところで、目が点になる。巨人の部下、黒づくめのライダーたちが先回りしていた。
「げひひ、姉ちゃん、逃がさねえぞぉぉ」
いきなり、ライダーの一人が手持ちの金属バットを振るってきた。
一撃はかわしたものの、第２段、第３段とライダーたちは交互にバットを振るう。
「ぐっ……だめだわ、数が多い」
逃げるうちに誰かの胸に当たった。
さっきの巨人だった。
振り向く暇もなく、鉄槌が頭に振り下ろされ、泪は意識を失う。

瞳と愛がキャッツアイに戻ってくる。
愛に映画に連れて行くようねだられ、帰りには買い物まで付き合わされた。
俊夫とのデートもいいが、こうやって姉妹で行く方が気を遣わなくていい。
気持ちよく見送ってくれた泪姉さんに感謝しながら、愛の幼さを羨ましく思う。
「姉さん……」
愛の身体がブルブルと震え、前方を指差す。
指した先には凄まじい光景が映っていた。
消防車が何台も駆けつけ、消火に当たっている。
確か火のあがっている先は……
キャッツアイだ！
二人が駆けつけたとき、跡形もなくキャッツアイは消えていた。
「どうしたんですか？何があったんですか？」
愛は消防員に尋ねる。
「見ての通り、ひどいもんだ。ダンプが石油入りドラム缶を積んで特攻さ。あまりにもひどい……」
「……姉さん、ああ、姉さん」
意味不明の声をあげて、愛は瞳の手を握る。
「愛、泪姉さんは？あの中にいるのよ！……ちょっと消防員さん、まだあの中にはあたしの姉が……姉がいるんです」
「なんだって……人のいる情報は入ってきていないが。でもダメだ、この火の中じゃ」
「あたし助けに行く！」
愛が立ち入り禁止の柵を越えようとするのを瞳が押さえた。
「待って、愛。あんたの気持ちはよく分かる。でも、でもきっと、姉さんのことだから、うまく逃げてるに違いないわ。……そう信じましょう」
「……うう、姉さん。……でもいったい誰が、誰がこんなひどいこと」
思い出の詰まったキャッツアイが崩壊するのを目の当たりにしながら、瞳と愛は抱き合って、悲しみを分かち合った。

その頃……
日本近海の孤島の絶壁にある鍾乳洞で下着だけの泪が天井から吊られていた。
泪の正面には例の巨人が帝王の座椅子に座り、ハマキをくゆらせている。
「あたしをどうするつもり……」
「さて、どうするかな。その前に自己紹介しておこう。おれはマルコーニの右腕、トラヤンニだ。今ではシンジケートはすべておれの配下にある。おれは親分と違って情け容赦しねえぜ。お前らも親分の恩情によって、生かされてたもんだからな。なにせ、親分は『マッチ売りの少女』が好きで、不幸な女性を見ると助けたくなるドンらしからぬとこがあった。おれはその逆で、不幸な少女を見ると犯したくなる野獣だ、わっはっは」
「ボス、おれたちにも、おこぼれくだせえ。この女のムチムチした身体を見ると、チンポが言うこと聞かなくって」
「そうか、お前らも欲しいか」
「ぐるる……くれぇぇ、おらたちは国出てからというもの、女を抱いてねえんだ」
「トラヤンニ様、お願いですだ。この女にぶちこみてぇぇ、おれのをぶちこみてえです」
「まあまあ、そう焦るな、兄弟たち。夜はなげえ。お前らの溜まった精を全部この女に放出するには時間はあり余るほどある」
「げひゃひゃ〜〜っ、楽しみだぁぁ、最高のカーニバルだぁぁ」
汚らしいチンポを丸出しにし、ブラブラさせ、狂気に狂うトラヤンニの部下を見て、泪は己の身の不幸を悔やんだ。

トラヤンニが帝王の椅子から腰をあげる。
ドスンドスンと地を鳴らしながら、泪に近づく。
「はぁぁ〜っ、今から強姦の儀式を行う。死ぬ前に言い残すことはあるか？」
臭い息を泪の顔に吹きかけながら、トラヤンニは服を脱ぐ。剛毛に覆われた筋肉質な肉体はプロレスラー、それとも力士か、とにかく並外れた肉体をしている。
もちろん、息子も超ビッグで10インチ、25センチはある。
顔を横に背けながら、泪はパーマで顔を隠し、ポツリと呟いた。
「女を犯すことでしか支配できない惨めな男ね」
「なにぃぃ、このメス豚がぁぁ、言わせておけばぁぁ」
トラヤンニはサングラスを外した。
片目が潰れ、醜悪な顔はファンタジーに出てくるオークとかいう怪物そのものだ。
泪の下着に手をかけると、一気にむしりとる。
豊満な身体の奥に潜む黒々とした繁みまで顕わになったが、泪は唇を噛みしめて、じっと我慢している。
「がぁぁ、いい身体じゃねえか、白くて艶があって……今夜はいい月が出そうだぜぇぇ」
トラヤンニはいきなり、泪の乳首にむしゃぶりついた。チューチュー吸いながら、部下たちに喚く。
「野郎ども、この女、舐め尽くしてしまえ！」
「わひゃ〜っ、ぎるるぅぅ、けきゃきゃきゃっっ」
意味不明の怪音を響かせて、部下たちも着ているものを脱ぎ、泪に群がる。
部下たちもトラヤンニに劣らず醜悪だった。
トラヤンニがオークとすると、部下たちはさしずめゴブリンといったところか。
凄まじい舐め方だった。
蛆虫よりも嫌らしく泪の隅々を舐める。乳首、おまんこといった主要部はトラヤンニが舐め、他を部下が舐めた。
細部にまで至り、耳の穴から果ては肛門まで舐められた。
「ああっ……やっ……ああっ……」
さすがの泪も声を出してしまう。
「おおっ、お前らぁぁ、この女、感じていやがるぞ。お前らの舌が気持ちいいんだとよ」
「うひゃひゃ〜っ、舌舌舌舌〜っ！」
「やっ……ああっ……だめ……やめて……」
トラヤンニは泪を開脚させると、肛門からザラザラした舌でベットリ丹念に舐める。
「あっ……んくっ……ああぅ……」
そして、クリトリスにまでたどり着くと、ドイツの掃除機より強い吸引力で、ブチューッと皮を剥かれたピンクの肉芽を吸い上げた。
「ああっ……いたっ……あっ……だめ……」
「あっ……そんな……いっ、いぎっ……あああ〜〜っ！」
ビクンと身体が弓なりに跳ねると、泪はエクスタシーで失神した。

泪のおまんこにトラヤンニのちんぽが押し付けられる。
「はは、ベイビー、観念しろや」
ブチュ、ギュギュッ、ニュルッと入り口で多少戸惑ったものの、すんなりと巨根を受け入れた。
ズコ……ジュポ……ジュポ……ジュポ……
コブ付きのちんぽが激しく抽送を繰り返す。
「あっ……はっ……いや……やめて……」
部下たちは堪え切れず、ちんぽで泪の顔をビタンビタン叩いた。
「あっ……いや……こんなの……」
「おっ、そろそろいきそうだ！おっ……おっ……いくっ……いくぞっっ！！」
トラヤンニは最後の一撃をドンと泪の恥骨が壊れるくらい押し込むと、爆発させた。
熱い塊が崩壊し、獣のエキスが子宮を満たした。
トラヤンニがちんぽを抜くと、白い液体がダラッと子宮から溢れる。
泪の愛液と自分の精子でずぶ濡れの半立ちチンポをブラブラさせて、帝王の椅子に座ると満足の屁を放つ。
そのあとは狂乱だった。
蝿が群がり、シラミいっぱいの部下のちんぽが泪を襲う。
「や、やめ……ああ……いや……」
「しぬ……しんで……ぐぁっ……いやっ……」
入れ替わり立ち代わり、泪は犯された。
どれくらい経ったろうか、やけにおまんこが痛いので、暗闇に目をこらして泪が見たものは……
赤い目を持つコウモリが泪のおまんこをかじっていた。
一匹ではない。
赤い目は増え、無数のコウモリが一斉に泪に群がってきた。
「ぎゃああぁぁぁぁぁ〜〜〜っ！」

ＥＮＤ