*シャアとイセリナ*(ガンダム関係二次創作作品)

 モーテルの一室では、安物のベッドの上に、イセリナが両手両足を縛られて、仰向けに寝かされていた。まだ電気ショックの影響が残っているようで、意識は戻っていない。
 彼女は殆ど全裸であった。身に着けているのは、蛍光ピンクのガーター・ストッキングと、ピンヒールの革製ミュールだけである。スレンダーなボディにしては豊満な乳房と、繁みの薄い花唇は、遮るもの無く露になっている。
 ベッドの傍らに、鉄パイプの椅子に腰掛けたシャアが、アンダーシャツに綿パンツという姿で寛いでいた。
 シャアは、右手のグラスから赤ワインを啜り、イセリナの身体を値踏みするように眺めている。彼は実際、ガルマが居なくなったあと、イセリナを引き渡す取引きを進めているのだ。そのために、今日は、イセリナの味見をしておく積もりだった。
 ガルマが居なくなったあと。
 それは、シャアの胸の内では、近い将来の出来事として既に決定事項となっていた。何故なら、ガルマの戦死を演出する準備はもう、充分に出来上がっていたからである。
 このところ、連邦軍の攻勢が勢いを増し、相対的にジオン軍の士気がやや落ち込んでいる。この戦局で、ガルマを英雄的に戦死させれば、再びジオン軍の優勢を取り戻すことが出来る。
 ガルマの実の姉から内密に打診を受けているシャアは、ザビ家の血のおぞましさに苦笑するしかなかった。
「わたしを恨むなよ、ガルマ。恨むなら、君の父上の血を恨むんだな」
 ポツリと、シャアが呟いた。
☆●☆○★
 数時間前まで、ガルマとイセリナはいつものように逢い引きを愉しんでいた。そして、これもいつものように、イセリナのお抱え運転手がその様子を覗き見していた。
 シャアは、暫く前から、この運転手を抱き込んでいたのである。
 運転手は当初、ガルマとイセリナの睦み合いを映したビデオディスクを、イセリナの父親に売りつけようとしていた。しかし、シャアが、それをザビ家に買い取らせる話を持ち掛けた時、運転手は即座に乗ってきた。
 そしてシャアは、隠密に行動する時の部下を使って、ガルマが去ったあとのイセリナをスタンガンで襲い、この部屋に監禁したのである。
☆●☆○★
 呻き声を洩らして、イセリナが目を覚ました。
 徐々に意識がハッキリしてくると、イセリナは、覆面の男達に襲われたことを思い出した。そして、ハッとして、傍らのシャアに気付いた。
「あなたは誰?私のことを知っているの?」
 起き上がろうとして、彼女は、両手足を束縛されている事を知った。女としての慎みさえ奪われて、イセリナは頬を紅く染めた。
「知事の一人娘、イセリナ嬢と知っての狼藉さ。こう答えれば、満足かな?」
 シャアが鼻先で笑う。彼にとっては、イセリナの素性など百も承知で起こした行動である。この状況でイセリナが、親の威光をあてにするのを、シャアは哀れに思った。
「これから、お前を蹂躙させてもらう。何、暫くの辛抱さ」
 軽く言って、シャアは、手にしていたワイングラスの中味を、イセリナの白い下腹部にこぼした。
「きゃあっ?」
 イセリナが悲鳴を上げる。その瞳の中を、得体の知れない男に対する怯えが過ぎった。
 彼女は、シャアの事を知らなかった。ジオン嫌いの父親は、ジオンの英雄であるシャアの名を口にするのも汚らわしく思っていたし、恋人のガルマは、無意識の嫉妬心から、シャアをイセリナに紹介しようとしなかった。
 まるで初対面であり、何をするのか分からない仮面の男に対して、イセリナは当然の警戒心を抱いていたのである。
 そのイセリナの股間に、シャアは、いきなりしゃぶり付いた。
「ひいっ!」
 イセリナは再び悲鳴を洩らした。不自由な身体を藻掻いて、シャアの唇をかわそうとする。だが、シャアは真っ直ぐにイセリナの花唇にキスをした。
 先程こぼしたワインを舐める。
 シャアは、何度もワインを舐めては、その舌先でイセリナの花芽を刺激した。
「はあうっ、くうんっ!」
 イセリナは、シャアの舌先が動く度に、鼻に掛かった甘い声を洩らした。花唇は潤い、花芽は精一杯に膨らんで、莢から顔を覗かせていた。イセリナの丸い尻が蠢き、身体が自然にくねり始める。白い喉を曝して、彼女は何度も仰け反っていた。
「どうした?もう我慢出来なくなったのか、牝ブタ?」
 シャアが強い口調で言った。彼は、ガルマにサディスティックに接するイセリナを、敢えてマゾ的に扱い、服従する悦びを体験させようとしていた。
 奴隷として売り飛ばす際には、素直に男の玩具になる女の方が、値が高く付く。
 シャアは、ゴム鞠のようにピチピチしたイセリナの乳房を、力を込めてギュウと握り潰した。
「あひいっ?痛いっ!」
 乳房を存分に揉みしだきながら、シャアはベッドによじ登り、イセリナに馬なりに跨った。そして、眉を顰めて呻き声を上げるイセリナの唇を奪った。
「ふうんっ!」
 イセリナはシャアを拒んでいるものの、既に力が抜けていた。身体の中心から火照るような疼きが全身に広がっていく。頬を朱に染めて、彼女は、迫り来る官能の波に意識を浚われそうな不安を感じていた。
 シャアは、アンダーシャツと綿パンツを脱ぎ捨てていた。仮面以外は素裸になって、全身でイセリナを愛撫する。怒張は充分にそそり立っていた。
「さて、挿れてやるぞ。悦んでブヒブヒと鳴いて見ろ」
 唇の端を歪めて皮肉に笑うと、シャアはイセリナの両脚の間に自らの下半身をこじ入れた。
「ああ、いやあんっ!」
 首を振って、イセリナが拒絶の言葉を叫んだ。けれど彼女の身体はもう、逃げようとはしていない。それどころか、シャアを迎え入れるように腰を浮かせて、その可憐な花唇に怒張を咥え込んでいった。
 シャアは、ゆっくりと埋めていく。もどかしそうに、イセリナの腰がせり上がった。
「ああーっ、はあんっ!」
 シャアの怒張を根元まで受け入れて、イセリナの表情が満足そうに輝いた。彼女の透けるような白い肌が、桜色に上気している。無意識にヒップをくねらせ、更に奥まで受け入れようと悶えた。
「フフフ、自分から腰を振るとは感心だな。さすが牝ブタだ」
 再び、シャアはイセリナの唇を奪った。
 今度は、しかしイセリナの方から舌を差し入れてきた。貪欲にシャアの唇を貪り、唾液を啜る。チュバチュバと淫靡な音が響いた。
 シャアは、リズミカルに腰を打ち付けた。強く弱く、時にはグラインドさせながら、餅を捏ねるようにイセリナの花壺を責め立てる。そして、豊かに弾むゴム鞠のような乳房を、円を描くようにして揉みしだいた。
「ふああっ、んっ!ひいーっ!」
 イセリナの悲鳴が何度も噴き上がった。
「イセリナ、お前はもう、わたしのモノだ!」
 シャアが叫び、怒張から熱い飛沫を放った。イセリナは一際高く悲鳴を上げて、全身を突っ張らせてシャアの精を受け止めた。
 そしてシャアは、これからの長い夜を、イセリナと共に過ごすことで、彼女を自分の性奴にする手応えを掴んだのであった。
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