-シンジの野望(前編)-

『あぁ!アスカぁ・・・!』
ビュビュッ!
「・・・はぁ・・・またやっちゃったよ。」
部屋で一人自慰にふけっていたシンジは自分の手についた
白いものを見ながら溜息を付いた。
ここ数日、アスカをネタに自慰をするのが癖になってしまっている。
就寝時になると自然に手をいつもの場所に持っていってしまう。
「・・・本物のアスカとはいつか出来るのかなぁ・・。」
ティッシュで手を拭きながらシンジは静かに呟いた。

「ちょっとシンジ!早く来なさいよ〜!」
向こうでは私服姿のアスカが大きく片手を振りはしゃいでいた。
「アスカ待ってよ・・・足が早いなぁ。」
久しぶりに休暇を貰った二人は近くの山に出かける事になっていた。
その途中シンジは早くもバテはじめそんな彼を尻目に当のアスカは
よっぽど嬉しいのか、一人頂上近くまでさっさと行きシンジを呼んでいた。
「ねぇねぇ!此処からの景色がすっごく綺麗!」
やっとこさ登ってきた彼の服を掴むと少し出っ張った崖から
二人でその風景を眺め近くに腰を下ろす。
「う〜〜ん、良い空気♪」
両腕を上げて深呼吸をするアスカを、シンジはドキドキしながら見つめていた。
『今日こそ少しは展開させるぞ・・。』
そう、今日の休暇は彼にとって自分の野望を達成させる布石でもあったのだ。
今までは主導権を全て彼女に握られていて僕は馬鹿にされっぱなしだった。
でも今日こそは・・・僕が・・・・。
頭の中でそう言うと彼は小さくガッツポーズを取った。
「ん?どうしたのよ?」
「い、いや。何でもないよ。」
「そう?・・じゃ、お弁当食べよっか!」
アスカは立ち上がると持ってきたカゴの中から包みを取り出し
シンジに一つ渡した。
「アスカ・・これ・・・。」
「感謝しなさいよ?朝早く起きて頑張ったんだから。」
「へぇ〜、ありがとう。」
驚きつつも少し嬉しい気持ちが湧いてくる。
弁当の中身はお世辞にも美味しいとはいえなかった物が多かったが
アスカの手作りというだけで彼は満足だった。
「ごちそうさま!」
弁当を食べ終わった二人は他愛も無い話を始め、ぼんやりとした
時間を過ごしていった。

『そろそろ・・・かな。』
話も盛り上がり、少し間があいた時にシンジは一気に雰囲気を
そっちに持っていこうと心に決めていた。
「ねぇアスカ・・・君は・・・その、自分でする事って・・ある?」
「え?何の事?」
「あ、あの・・・一人で・・Hすること・・。」
「!?」
「僕はしてるよ。・・・誰を思ってするか判る?」
「シンジ、さっきから何を・・・。」
「僕はアスカを思って・・するんだ。」
その途端手に持っていたジュースの缶を落とすと
アスカはシンジの頬を叩き顔を真っ赤にして怒鳴った。
「・・・っつ!」
「な、何恥ずかしい事を昼間っから言ってるのよ!?あんたやっぱり馬鹿だわ!」
「アスカ・・・!」
「今日はもう帰りましょう!」
くるりと背を向け帰ろうとする彼女の腕をとっさに掴むと
シンジは顔を近づけ低い声で呟いた。
「だめだ。今日は僕が君を思い通りにするんだ。」
「お、思い通りって・・・。」
思わぬ彼の態度に怖気づくアスカをシンジは引きずるように歩くと
持ってきたリュックの中から一本のロープを持ち出し、近くの木に
嫌がる彼女をくくりつけた。
「あんた、何のつもりなの!?早く外してよ!」
両手を木の後ろでしばられながらもいつもと同じ様な言葉を吐く彼女に
シンジは妙な高揚感を感じていた。
「今から僕が、毎日どんな空想で君とHしているか教えてあげるよ。」
そう言い、にやりと笑うといきなりアスカの付けているブラウスを
両手で引き裂きブラジャーも一気に引きちぎっていく。
「きゃああ!!やめて!」
シンジは愛しそうにアスカの顔を撫でるとそのまま唇を重ねていった。
眉をひそめ涙を流しながらアスカは無理矢理それに答えさせられていく。
「可愛いよ、アスカ・・・。」
唇を外し一言言うとシンジは顔を胸の前に持っていき両手で掴み、
揉みながら乳首を吸った。
「くぅ・・・!」
アスカは顔を横に向け、目を必死に閉じている。
「ふふ、嫌がってる割には乳首が立ってるよ。」
そこを舌で転がしながら嬉しそうにシンジは呟き、今度はアスカの
足を無理矢理開かせ片手をスカートの中に突っ込んだ。
「そ、そこは駄目っっ!触らないで!」
閉じようと動かすアスカの足を自分の足で押さえ付けると
下着の上からまだ閉じている割れ目の部分を指でさすっていく。
「し、シンジ・・・・やめ・・あ・・。」
指がアソコを上下する動きにアスカは体を震えさせた。
「アスカ・・・此処も、もうこんなになってる・・。」
彼女の耳元で囁き、シンジは指の腹をもっとも敏感なしこりにあてると
ぐりぐりと撫で回し時に摘むようにして弄んだ。
「あ!あああ!!」
下着の上からとはいえ、かなりの刺激を受けたアスカは一番大きく
体を跳ねさせると肩で息をするようになっていた。

                         続く