-痴女・美也子の場合-

ここはある街の小さな路地裏。
最近、深夜近くになるとこの界隈には
淫らな格好をした女が一人俳諧していた。
薄手の白いブラウスの前をはだけて胸をさらし、顔には仮面を付け
履いている黒いタイトスカートは裾が異常に短く、下手をすると
下半身が完全に露出をしてしまう長さだった。

「・・・うふふ、そこのお兄さんこれ見てよぉ。」

女は男が通るたびに履いているスカートをまくって見せた。
中身は下着一枚も付けていない。
大抵の男はニヤ付きながら暫く眺めているが、流石に外で。となると
バツが悪いのか足早にそこから去って行く者が多かった。

女の名前は相良美也子。
普段は普通のOLをしているが、同僚などに聞けば
とてもこんな事をしてる女性には見えない。と口を揃えて言うだろう。
男性社員にも劣らないほどの仕事っぷりには上司からも一目置かれている。
だが、そんな美也子もストレスは溜まる。でも普通の発散方法じゃつまらない。
そして「今の自分を壊せば気持ちがいいかも」という結論を出し、
数ある候補の中から「痴女」というとんでもない発散方法を選択したのだ。
勿論、肌は見せても男達に体を許す気は毛頭無かった。ただ自分のあられもない姿を
見せつけるだけで心の何処かがスッキリしていく・・・。
これで味を占めた美也子は、最近では毎日「痴女」をするのが
習慣にまでなっている有様だった。

「あ〜スッキリしたvこれで明日の仕事もバッチリだわv」

散々見知らぬ男達に体を見せつけ、充分満足をした美也子は
持ってきた洋服に着替え、その日は帰る事にした。

-次の日-

「さぁ〜て、今日もバンバン見せちゃお♪」
美也子は仕事が終るとあの衣装が入った袋を片手に
はりきっていつもの路地裏に向かった。

その日もたくさんの男達が彼女を見物していった。
「裏通りの痴女」の噂はかなり広まっており、中には遠くから
わざわざ車で見に来る者も・・・そしていつしか
彼女の周りには男達の輪ができ、皆が彼女をはやしたてた。
『皆わたしの体を見て喜んでいる・・・』
そう思うだけで体が高揚し、もっと見て欲しいという欲望が美也子を支配する。
「今日はサービスよv」
気を良くした彼女は着ていたブラウスを一気に脱ぎ、
上半身裸のままポーズをとった。
それを見ていた男達の中からわぁっという歓声が沸き、彼女に拍手やら口笛を浴びせた。そして一時間ほど過ぎた頃、一人の男が裏通りを見ながら慌てた様に叫んだ。

「おい!パトカーが来るぞ!」
その声を聞いた男達は蜘蛛の子を散らす様に逃げていく。
警察にまで「路地裏の痴女」の噂が広まっていたらしい、
誰が通報したのかパトカーがすぐそこまで来ていた。
「やばっ!」
美也子は小さい声でそう叫ぶと近くの工事現場に逃げ込んだ。
服を抱え息を殺して物陰から見てみると、警察官らしき数人の人影が
ついさっきまで自分が居た辺りを見回っている様子だった。
「・・・・・・・。」
30分くらい経っただろうか、恐る恐る覗いてみると人影は一切無く
安心した美也子はその場にペタンと座り込んだ。
「ふぅ!危ない危ない。こんな格好で捕まったら洒落にならないわ。
今日はもう帰った方が良さそうね・・・。」
ブツブツ言いながら服を着替えようと立ち上がった瞬間・・
突然後ろから体を抱きすくめる様に大きな影が覆い被さった。
「!だ、誰!?・・・むぐっ!」
大声を出そうとした彼女の口を大きな手が塞ぎ、
そのまま工事現場の奥までずるずると引きずって行かれ
突き当たりに付くと、いきなり強い力で突き飛ばされた。
「痛い!な、何なのよ!一体何を・・!」
「へへ・・・いい胸してんなぁ、姉ちゃん。」
「!?」
慌てて両腕で胸を隠す美也子を暗闇の中の男はニヤニヤしながら眺めている。
その内に男は彼女の両肩をグッと掴むと一気に押し倒し、手首を頭の上で
持ってきたであろう紐で縛り動きを封じた。
「声を出すなよ。出したら殺す。」
そう言うと男はサバイバルナイフの様な物を取り出し
震える美也子の顔にペタペタと押し付けた。
声も出せずコクコクと頷くと男はナイフを懐にしまい
乱暴に胸を掴み、力任せに揉みながら乳首を吸った。
「く・・・!」
その行為に唇を噛んで我慢をしている美也子の顔を楽しそうに見ると
男はそのままスカートをめくり、両足を思い切り開くと
間に顔を入れてアソコを舐め始めた。
周りの壁をゆっくり舐めていたかと思うと舌を挿入しピストン運動。
最後には指も挿入したりと、執拗に美也子のソコを弄んだ。
『早く・・早く終らせて。』
そう思いながら美也子はその間もずっと目を閉じ、声を出さない様に横を向いていた。
「よし・・入れるぞ。」
口の周りにベッタリと透明な液を付け起き上がった男はズボンのファスナーを下ろすと
まだ心の準備も出来ていない美也子のソコに思い切り突き刺した。
「い、痛い!!やめて・・・!」
声を張り上げようとする口を片手で押さえつけ、男は無言で激しく腰を動かし続けた。
時間にすると数十分だったかもしれない。
しかし美也子にとっては何時間にも感じられた時間だった。
「う・・・・出そうだ・・・!」
その内、早く動かしていた腰を少し遅くすると男は顔を歪めた。
「だ・・駄目!!外に出してっっ!!
美也子は思わず声を出して叫んだ。このまま中に出されたら・・!
「うるせぇ!声を出すなって言ってんだろがぁ!」
男は平手で美也子の顔を殴ると、一層激しく腰を突き出し乱暴に
何度も挿入を繰り返していく。
「や・・・やめて・・・お願い・・・。」
美也子は上半身をガクガクと揺らされながら懇願した。
「へ、へへ・・、強姦には中出しって決まってるんだよ!
はぁはぁ・・・もうすぐイクぞ・・・!」
「いやあああ!駄目ぇえええ!」
「うぅ・・・・・・・!!」
その瞬間子宮の辺りにドクドクと何かが注がれる感触を
感じながら、美也子は空ろな表情で力なく横たわっていた。